目次
- 1 仲介手数料とは
- 2 仲介手数料発生のタイミング
- 3 仲介手数料の額と規制
不動産売買の際には、不動産会社に報酬として支払う仲介手数料が発生します。手数料の額や支払のタイミングを確認しておきましょう。
仲介手数料とは
お客様と不動産会社との間で媒介契約が成立すると、不動産会社は売買契約成立に向けて、広告、物件の調査、内見の手配、条件交渉等の活動を行います。
それらの活動に対する報酬が仲介手数料となります。
仲介手数料発生のタイミング
前項の営業活動により売買契約が成立したとき、不動産会社の報酬請求権が発生します。
なお、受領方法については、売買契約締結時に手数料の50%、決済・引渡し時に残金の50%とすることが多いです。
仲介手数料の額と規制
不動産会社がお客様から受領できる手数料の額は宅建業法によって限度が定められています。
不動産の取引価格 | 仲介手数料の上限 |
---|---|
200万円以下 | 取引価格(税別)×5%+消費税 |
200万円超400万円以下 | 取引価格(税別)×4%+2万円+消費税 |
400万円超 | 取引価格(税別)×3%+6万円+消費税 |
例として、取引価格が3,000万円、消費税が10%とすると、仲介手数料は以下の計算となります。
(3,000万円×3%)+6万円+消費税(10%)
=90万円+6万円+96,000円
=105万6,000円
以上でございます。
不動産取引の際に発生する仲介手数料は高額です。金額や支払時期の確認のために参考になれば幸いです。