住環境や条件確認のポイント

不動産売買は数少ない高額な取引です。購入後に後悔がないよう、あらかじめ希望条件を整理しましょう。

希望条件の例

例として以下のような条件を整理しておきましょう。

希望条件の例
エリア:駅、駅からの徒歩分数、通勤・通学の時間等
物件種別:一戸建、マンション、土地、新築、中古等
広さ
間取り
築年数
入居時期
物件の設備
周辺環境・施設:スーパー、学校、公園、病院、商業施設等
予算:物件価格、自己資金、諸費用等
その他

エリア

駅や勤務先が近いと移動時間が短くなり、日々の生活が楽になります。

物件種別

一戸建

マンションと比べると、騒音や足跡に気を遣う必要がそれほどありません。

管理費・修繕積立金、駐車場代金などを別途支払う必要もなく、管理組合への参加といったこともありません。ペットも好きに飼うことができ、敷地も自由に使えます。

土地も建物も所有物となるため自由度が高いことが利点です。

しかしデメリットとして、建物や設備の修繕、庭や植栽の管理といったことは自分でやらなければいけません。

その他、セキュリティ面でマンションに劣ることが多かったり、高齢になると生活がしづらくなる場合があるといった短所もあります。

マンション

一戸建と比べると、 共用部の管理は管理会社が行ってくれるため維持管理が簡単であり、オートロック等のセキュリティも備えられていることが多く、階段の上り下りがないためご高齢者でも生活がしやすいといったメリットがあります。

一方デメリットとして、騒音トラブルへの配慮、管理費・修繕積立金や駐車場代などの支払い、ペット飼育の制限といった点があります。

土地

土地を購入し、自分でハウスメーカーに建築を依頼するといった方法もあります。外観や間取り等、自分の希望に沿った家を作れることが魅力です。

デメリットとしては、コストが高くなりがち、入居までが長い、資金計画が複雑、最初に完成品を見ることができないといったデメリットがあります。

広さ

面積が広ければ使えるスペースも増えます。ただし、面積が大きくなる分価格も高くなります。

間取り

生活の仕方や家族構成によって必要な間取りは異なります。今後の生活を思い浮かべながら適した間取りを選びましょう。

築年数

築年数が新しい場合、価格は高いですが、大きな修繕やリフォームが必要ないことが多いです。

築年数が古ければ、価格は安い反面、屋根、外壁、設備等に不具合が出てくる可能性が高くなります。

不動産価格と質のバランスや、リフォーム・修繕の必要性とその価格などを踏まえながら築年数を検討しましょう。

入居時期

いつくらいまでに引っ越しを終えて新居で生活を始めたいか決めておきましょう。

物件の設備

例として、モニター付きインターホン、追い炊き機能、浴室乾燥機、システムキッチンなど、ご希望の設備があれば決めておきましょう。

周辺環境・施設

生活をするうえで必要な施設が近くにあると便利です。

近くにスーパーやドラッグストアがあれば毎日の買い物が楽になりますし、お子様がいらっしゃるご家庭であれば、公園や学校が近ければ子育ての支えになります。

商業施設があれば、休日に家族でゆっくりとお買い物をすることができます。

医療機関が近隣にあることも、もしも何かあったときに安心ですね。

予算

おおよその予算を把握しておきましょう。なお、不動産購入の際には、売買代金以外にも諸費用が必要になります。

諸費用の価格は一般的に、新築住宅は売買代金の3~7%、中古住宅は7~12%程度が目安と言われています(※状況に応じて必要な諸費用は異なります)。

その他

その他にも、ご検討されている物件や状況に応じて希望条件を整理しておきましょう。

以上でございます。

物件探し前にはあらかじめ、将来の生活を思い描きながら、様々な希望条件を整理することが大切です。

今回は検討する条件の例としていくつか記載させていただきましたが、参考になれば幸いです!